中学受験の闇を暴く

中学受験の闇を暴く

テキストだけやってればいいのか?

入試問題とテキストの問題には保護者には見えない大きな差があります。

 

まず、一般的な大手塾のカリキュラムを確認!

 

最近の小学生は大変で6年生に上がる前に大体の内容が終わります。

そして、夏休みまではテキストの復習、さらには夏休みの後は総合問題や入試問題の本格的な演習が始まります。

 

これだけこなせば、まぁ出来るでしょ。

と思うかもしれませんが、そんな簡単な話ではないのです。

 

塾のテストは色々調整してあり、いわば人工的に咲くように仕向けられた花のようなもので、本番の入試問題は野に咲く花のようです。

 

夏休み明けに毎年入試問題を解かせていたのですが、四谷大塚で偏差値60以上Cコースくらいのコでも慣れるまで点数が出ません。

 

では、どのように調整されているのか?!

 

決定的な違いは問題文の読みやすさです。

普段は中高生を教えている先生が作るテストです。小学生がどう書けば内容が分かるなど知らないのが当然です。

 

一方中学受験の塾のテキストの問題は小学生がわかりやすい文章に変えられています。

 

さらに、学校サイドもそのことを知ったうえで文章をわざと読みにくくし、必要性な情報を色々バラバラに書き情報を断片化します。

慣れてないと情報が足りなくなります。

 

渋幕、渋々などの理科が顕著です。上になればなるほど色々なトラップを仕掛けてきます。

しかし、成績のよい子どもは数ヶ月で慣れてきます。

 

問題なのは偏差値50以下のコなのです。

彼らは塾の言い回しに慣れすぎているので、いざ入試問題となると文章が読めなくなります。

 

なので、基本問題が終われば少しでも本物の入試問題を早めに見ることは大切です。

 

ここからは完全な余談です。

 

大学合格実績の良い学校の入試問題ほど奥行きを感じます。逆に偏差値は高いが合格実績の良くない学校や偏差値の低い学校の入試問題は本質からずれてるなぁーと感じます。