中学受験の闇を暴く

中学受験の闇を暴く

今の時期にやるべきこと。

多くの塾では春期講習中だと思います。

この残り少ない春休みを利用してやるべきことは、五年生のテキストで算数の出来ない例題を確認する作業です。

 

全科目めちゃくちゃ得意という偏差値65以上で全国有数の学校を受けたら受かりそうな生徒以外どこかに穴がぽっくり空いています。そういう生徒は難しい問題を時間をかけて考えるといいと思います。そんな子は100人いたら1人2人くらいですが。

 

話を戻します。

一学期の間にその出来ない問題を4ヶ月で克服するにはどうすればよいのかを計画しましょう。それをしなければ合格などあり得ません。

決して残り少ない春休みで全て解決しようなんてしないでください。無理です。

 

また、夏以降は演習ばかりで、そんな時間がありません。夏休みは意外に忙しくそんなことしてる場合ではないことが多いので、最後のチャンスです。

 

スーパー小学生を除きここで勝負がついてしまうのが本音です。

 

数年前の生徒にそういう子がいました。保護者の方からこのままで間に合うか?という問いかけに。5年のテキストで今やっている範囲と同じところをやってください。分からなければ質問に来てください。と伝えたことがあります。

その時の彼の偏差値は30代でした。

 

計算力はあるほうでしたが、本気で取り組み、夏前には偏差値55くらいになって、最後は偏差値65くらいになっていました。

 

6年生のテキストは5年の内容+αされています。

落とし穴は授業はわかるのです、ら

 

基礎が揺らぐ生徒は授業内容はわかるが、自力で解けません。

 

これから言うことが一番大切な視点です。

 

算数は理解と自分で解けることの差が一番大きい科目です。

自力で解けなければ意味がありません。

 

理解と解けるは別物です。

 

また、理科は比が使えない生徒に計算問題をさせても得るものが少なくなります。

 

とにかくできることを実直に増やして行ってください。

 

私はセンター試験を8回ほど趣味で受けていましたが、テストと言う緊張感のある場面ではなんとなくない知識は不安を増大させるだけです。

確実な知識を身につけることが合格への第一歩です。

残り少ない春休みを充実させてください。