受験理科は理系科目なのか?②
物理範囲の話の続き!
みんな大っ嫌いな電気についてです。
なぜ苦手なのか?
この回路の電流はいくらだからまずは覚えましょうなど言っているからです。
電流、電圧のイメージを説明することなく、また、オームの法則なんて無かったことにした結果ただの暗記ゲームになり、応用が全く効かない状態です。
やばい教え方に、並列は半分隠しなさい。
これもヤバいですが、言うだけマシかも知れませんが、直列回路電流同じ、並列回路は電圧同じ。という謎呪文です。
では、どのようなイメージをもつのか。
電流は水の流れ(水流)と同じイメージを持ってください。
直列回路は水が枝分かれしないので同じに決まってます。
並列回路は例えば10の水が流れているとします。その先二つの道に水が分かれるとすると、1つに4の水が流れたらもう一方はどうなります?
正解は10−4=6になるに決まっています。
すると電流計は直列に繋ぐ理由もわかるはずです。
電圧は高さと言うイメージを持つと並列部分が同じになることが分かります。
抵抗も土管をイメージすると色々わかります。
保護者からの質問が多い『オームの法則』は習わないのですか?使った方がいいですか?塾技にはあるのですが、どう思いますか?
など聞かれます。
その答えは、その子によりますが、私は必ず授業で教えます。
下のクラスでは完全にオームの法則を使わなくとも、電池の数=抵抗✖︎電流は使います。
電池を爆弾の個数とし、抵抗を敵とみなし、敵一匹にいくら爆弾何個分のダメージを与えられる?と聞くとめちゃくちゃ理解してくれます。
決して覚えろ!覚えろ!とか言わなくても出来ます。
はっきり言えば子どもは被害者です。